「資産形成をしているなら、車は中古の軽自動車で十分だ。」
一般的にはそう言われるかもしれません。しかし、僕たち夫婦が出した答えは、**2024年式のマツダ CX-5(Black Tone Edition / ソウルレッドクリスタルメタリック)**の新車購入でした。
一見すると資産形成に逆行する「大きな固定費」に見えますが、経理の視点でシミュレーションを重ねた結果、これは「単なる浪費」ではなく**「QOL(生活の質)と資産防衛を両立させる投資」**であると判断しました。
今回は、僕がディーゼルではなく「あえてガソリン車」を選び、初期投資を100万円浮かせて資産運用に回した戦略のすべてを公開します。
1. ディーゼル vs ガソリン。「燃料代」より「初期コスト」を優先した理由
CX-5を選ぶ際、最大の悩みどころは「力強いディーゼル車」か「軽快なガソリン車」かという選択です。
確かにディーゼルは燃費も良く、軽油で走るため維持費は安くなります。しかし、車両本体価格を比較すると、ガソリン車の方が圧倒的に「初期投資」を抑えられます。
- ディーゼル車: トルクフルで長距離に強いが、価格が高い。
- ガソリン車(20S): 街乗りでの静粛性が高く、初期コストが約100万円安い。
僕は、この**「浮いた100万円」を車のローン返済に充てるのではなく、NISAでのインデックス運用に回す**ことにしました。
計算上、ガソリン車とディーゼル車の「燃料代の差」で100万円を回収するには、10万キロ以上の走行が必要です。それならば、最初から100万円安く買い、その分を「年利5%」で運用する方が、僕の資産形成スピードにはプラスに働くと判断しました。
2. あえて「10年ローン」を組み、手元のキャッシュを最大化する
「ローン=借金」というネガティブなイメージがありますが、低金利時代の今は、捉え方が変わります。
僕はあえて10年という長期ローンを組みました。その目的は**「手元の現金を減らさないこと」**です。
- キャッシュイズキング: 手元に100万円あれば、チャンスの時に投資に回せます。
- インフレ対策: 今の100万円と、10年後の100万円では、価値が変わっています。
- 心理的余裕: 毎月の支払額を一定に抑えることで、生活のキャッシュフローを安定させます。
もちろん、金利負担はありますが、それ以上の運用利回りを出せば、実質的なコストは相殺できます。これは、企業の「設備投資」と同じ考え方です。
3. 「リセールバリュー(売却価格)」までが購入予算
CX-5、特に「Black Tone Edition」のような特別仕様車は、中古車市場でも非常に人気が高いモデルです。
僕がこの車を選んだ大きな理由は、**「出口戦略(数年後の売却価格)」**が見えるからです。マツダのソウルレッドはブランドの象徴であり、手入れを怠らなければ高いリセールが期待できます。
- 「所有コスト」で考える: (購入価格 - 売却価格)÷ 所有年数 = 本当の月額コスト。
- 資産価値としての車: 乗り潰すのではなく、価値があるうちに乗り換えることで、常に最新の安全装備を備えた車に「安く」乗り続けることが可能になります。
まとめ:賢い買い物は「トータルコスト」で決まる
今回のCX-5購入は、僕にとって単なる移動手段の確保ではありません。
- ガソリン車を選び、初期投資を浮かせる。
- 浮いた資金を運用し、複利の力を借りる。
- リセールの高い人気モデルを選び、出口の損失を抑える。
「好きな車に乗る」という楽しみを妥協せず、それでいて「資産形成のスピードも落とさない」。これが、数字を扱う僕なりの、車との賢い付き合い方です。
もしあなたが「車が欲しいけれど、貯金もしたい」と悩んでいるなら、一度「燃料代」だけでなく「初期投資と運用益のバランス」を計算してみてはいかがでしょうか?
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